2017-06-02 第193回国会 参議院 本会議 第29号
以前から、ホームステイや農家民宿という形で、ふだん住宅として使用している部屋を活用する宿泊形態は存在をしておりました。しかし、ここ数年、インターネットを介して、個人が有する遊休住宅等を観光客等の宿泊に供する、いわゆる民泊が急速に拡大をしております。 近年、我が国を訪問する外国人観光客は急増し、二千四百万人となりました。
以前から、ホームステイや農家民宿という形で、ふだん住宅として使用している部屋を活用する宿泊形態は存在をしておりました。しかし、ここ数年、インターネットを介して、個人が有する遊休住宅等を観光客等の宿泊に供する、いわゆる民泊が急速に拡大をしております。 近年、我が国を訪問する外国人観光客は急増し、二千四百万人となりました。
観光庁の宿泊旅行統計調査は、旅館業法の許可を取得した旅館、ホテルを対象に調査が行われておりますけれども、一方で、最近、訪日クルーズ旅客が急増しておりまして、また、民泊サービスの利用も急速に拡大するなど、旅行者の宿泊形態が多様化しております。このように、旅館やホテルに宿泊しない訪日客の増加が宿泊者数の伸び悩みに影響を与えていることが考えられます。
民泊は、今、日本の激増するインバウンド観光客のある一定の受皿にもなっておりますし、活用の仕方次第では、ホストとの交流でありますとか、その地域地域の様々な得難い体験を得られるというすばらしい一つの宿泊形態であるというふうに認識をしております。 一方で、最近、民泊の特に先進地だと言われているパリなんかは、そういった好ましい現状だけではなさそうな状況にもなっております。